ラーメンは世界で有名な日本食!高くても売れる理由と成功する条件とは?ギフト海外開業支援のプロが海外のラーメン事情を教えます♪

世界中で人気の日本食。その中でもグングン人気度を上げているのがラーメンです!
ラーメンは海外でなんで人気なのか…海外進出で開業支援を受けるメリットと合わせてご紹介します♪

海外で食べる日本食はやっぱりどれも高いの?

海外で食べる日本食の値段ですが、イメージ的には日本の1.5倍~2倍とか、それぐらいですね。
ただ国によって少し変わってきます。例えばアジアとかであれば、欧米などより人件費が少し安価なので、ちょっと低めの設定だったりします。

あとは日本食のジャンルで値段は少しバラバラになってきます。
例えば寿司や天ぷらとか、鉄板焼き、和牛とかだったらもちろん必然的に高くなります。日本で食べたら高いものは海外でもそのまま高いですね。

とんかつ屋さんの場合、ピンキリになってきます。
というのも、美味しいとんかつ屋さんとそうでもないとんかつ屋さん、例えばとんかつならどの部位でもいいから揚げてるっていうお店もあるので。
やはり美味しいところは美味しくてそれなりの値段がしますね。
良いとんかつを食べれば高いし、安いとんかつは安いなりのとんかつという日本と同じようなイメージだと思います。ただ日本ってすごくクオリティ高いので、日本の安いとんかつ屋さんでも美味しいといえば美味しいですね。

最後にラーメン屋さんですが、ラーメン屋さんの場合は日本と海外で注文するメニューに違いがあります。
日本の場合、ラーメン屋さんに飲みに行くっていうのはあんまりないですよね。注文するものはラーメンとお水、たまにビールと餃子を頼んで、どんなにいっても1500円くらいだと思います。
これが海外の場合だと、ラーメンを食べに行くというよりもラーメンを食べに行きながら何か違うものもつまんでビールとかを飲んでという過ごし方になります。
ラーメン単品以外にもお酒やサイドメニューなどがドンドン追加されて、2000円~3000円くらいになるのかなというイメージですね。
ラーメン居酒屋とはちょっとニュアンスが違いますが、ラーメン単品だけでなくサイドメニューも多く出る感じです。

日本食で麺といえばラーメン?

ラーメンと同じ麺類でいうと、日本食には蕎麦とかうどんがあります。
ですが蕎麦とうどんは言葉自体は有名ですけど残念ながらそんなに浸透していないのかなというイメージです。店舗数はそれなりにある会社もあると思いますが、絶対的にラーメンの方がやっぱり多いですね。
そのラーメンで世界進出したいという人がいれば、入口としてはラーメンの方が入りやすいのかなというのが僕の認識です。

日本人に日本食の麺って何?って聞いたら恐らく蕎麦と答える方が多いと思います。
ですが海外では日本食の麺=「蕎麦 うどん」ではなく「ラーメン」の方が認知度がありますね。
言い方がちょっと変かもしれませんが、うどんって英語ですと「UDON」になるので少し発音がしづらいのも、もしかしたら浸透しづらい原因のひとつになっているかもしれません。

さらに今は「ラーメン」っていうのが日本語になってますよね。ラーメンはもともと中国のものですが、今や「TENPURA」とか「SUSHI」、「TERIYAKI」なんかと同じ感覚で通じると思います。
おそらくラーメンって海外の方も皆さんほとんど知っています。ただ実際に食べたことがあるかっていうとそうでもない方たちもまだ沢山いらっしゃると思うんですね。
あとは食べたことがあるといっても、アメリカのスーパーマーケットで売ってるカップラーメンだったりとかインスタントラーメンだったりとか、そういったレベルだと思うんです。
やはりエリアによってはラーメン屋がまだない箇所もありますからね。
例えば日本の地方に行った時、どこにでもスペイン料理・ロシア料理・フレンチが全てあるかといったらそうではないですよね。ない地域の方が多いと思います。それと同じです。
ただラーメンの認知度はかなり高いというのは確かですね。

日本食が高くなるのは何故?

日本食はラーメンでも寿司でも天ぷらでも、どうしても価格が高くなっています。
もちろん食材が日本から来ているようなものであれば輸送のコストがかかるので、必然的に値段は高くなると思います。
ただ現地で全部作ればそこまで高くなるということは正直ないと思うんですよね。
あとはメニュー設定、ブランディングとしてそういったところで少し利益を取ろうかとか、そういった意味で高くなっているのかなと思います。

あとはアメリカとかの場合、そもそも人件費がかなり高いので、それに伴って価格が上がることになります。
東南アジアとかの場合ですと、人件費は安いんですが今度は逆に家賃が高いところが出てきます。それこそ東南アジアの都市部になってくると日本よりも家賃が高かったりします、パーセンテージ的に。
その結果、日本で食べるよりも少し高めの価格帯にしないとそもそもやっていけないという感じになっているんです。
ただお客様もジャパニーズフードというところで、その価格帯でもみんな来やすいのかなと思います。

逆にもっと田舎の田舎、地方の地方みたいな家賃も人件費も安いところに行って、そこで日本食をやったからといって成功するかというと難しいと僕は思います。
その地域その周辺に住んでいる方は日本にあまり面識が無かったりとかして足を運ぶのが億劫になってしまうからです。
よくわからないお店で、しかもちょっと高い、ジャパニーズは知ってるけど食べたことないのでなかなか手が出せないみたいな状態になってしまうんですね。

海外の日本食は何屋さんが多いの?

海外における日本食専門店では、寿司屋さんが多いです。寿司が一番多いと思います。
寿司屋さんといってもピンキリでいろんなお店があります。寿司バーみたいなところもあれば、今じゃ寿司をテイクアウトできる、そういったような感じのところもよく見かけますね。
価格帯としては、それこそ1万円くらいのお店から1000円くらいのお店まで色々あります。寿司屋さんでも安いところもありますが、その代わり日本にはないようなネタがあったりします。サーモンやマグロなんかは一般的ですが、それにアボカド寿司とかキュウリの寿司なんかがあったりしますよ。

インドカレーとはまた違う日本のカレーも人気です。
例えばココイチさんとかは海外進出されていますよ。カレーは、もともと暑いインド発祥のためか暖かい国ですごく流行っているイメージがあります。僕はハワイに住んでいた時期があるんですが、現地の方は皆さんカレーが好きでしたね。インドカレーももちろんですがタイカレーもそうですし、カレーという文化があって尚且つジャパニーズフードというところで、日本のカレーは受け入れやすいのかなと思いました。美味しいか不味いかといったらたぶん美味しいと思いますしね。

あとは日本ではファストフード定番である牛丼も王道の日本食のひとつです。
それこそ吉野家さんがアメリカとかにもう何十年も前から進出していますし、すき家さんとかも世界に市場をどんどん広げていますね。
牛丼は海外でもそんなに高くないイメージで、4ドルとか5ドルとかそれぐらいの価格です。日本における牛丼のポジションとそれほどに変わらないと思います。ただ牛丼というよりは「ビーフボウル」と呼ばれていますね。

何故海外と日本でラーメンに対する感覚が違うの?

牛丼に関しては日本の感覚と海外での感覚の乖離があまりないですが、ラーメンに関しては乖離が結構あるかもしれません。
何故そんなことが起こったかというと、恐らく例えばセントラルキッチンとかそういったところを使用せずにお店単体、スクラッチから作っているので必然的に人件費などが上がっていって、そういう値段設定になるのかなと思います。
日本とかも吉野家さんとかも恐らく全部イチからお店で作るとなると、それなりにコストは上がってくるのかなと思いますね。
ですのでセントラルキッチンがあって大量生産できる、数の経済みたいな勝負ができるのであれば海外でも価格を下げることが可能です。
例えばどなたかがどこかの国でラーメン屋さんをやりたいとなった時に、最初の1店舗目は多少労力とかがかかりますが、それが5店舗10店舗100店舗とかになってくると、今度は工場などで大量生産をすることができるので必然的にコストが下がります。そうするとコストと品質も安定してきて、値段設定ももうちょっとフレキシブルに設定できるのかなと思いますね。


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