開業支援のパターン5つ!あなたに合うのはどれ?

自分の店を持ちたい!ラーメン屋を始めたい!そんなアナタ。あなたはどうやって開業しますか?
店を始めるにはまず物件と厨房設備一式を整えて、仕入れをして仕込みをしてラーメンを作って…。できるだけ良い物件をおさえたいし、内装外装工事はできるだけ早く済ませたい。費用はできるだけかけずに進めて美味しいラーメンを作りたいし…食材はどこから仕入れるのが良いんだろう?業務用って大量に仕入れないと取引きできないのかな…?そうなるとストックヤードは足りるだろうか…物件の選び方を変えるべき…?そもそも初期費用ってリアルにどれくらいかかるんだ…?

そんな時に頼りになるのが『開業支援』です!

初めてラーメン店を始める個人の方から新しい事業としてラーメン屋を始めたいという法人さんまで、開業支援サービスはそれぞれの状況に合わせて『ラーメン開業をしたい人をサポートする』というのがそのサービス内容になります。
そんな開業支援は色々なお店・人・企業がサービスとして行なっているので、サービスによってとてもバラエティー豊かな内容になっています。



開業支援の5つのパターン


サービスによって開業支援の内容が違うなら、どこがどう違うの?ということなのですが、
例えば

「スープを提供して美味しいラーメンを提供するサポートをします!」

というサービスもあれば

「経営ノウハウを教えます!」

というサービスもありますし

「開店前から開店後も一括して管理提供します!」というサービスもあります。

一口に開業支援といってもまさに十人十色という感じなのです。ここでは大まかに5つのパターンに分けて開業支援の内容をご紹介したいと思います!

開業支援パターンその1:修行型

ラーメン屋さんに弟子入りするような形で店舗で修行し、その後に開業する流れが修行型の独立開業支援です。
お店でスープの仕込みを経験し、実際に営業を通して店の運営や経営について学ぶことができる形ですね。

修行期間は数ヶ月というところから数年単位とかなり幅があると思いますが、「この店で修行したい!」という心意気でお店に入って勉強して独立している方も多い印象があります。

<メリット>
仕入れの発注や仕込みの流れなどを全て体験して積み重ねていくことができる。
失敗したり質問したりと失敗も成功も経験することができる。
有名店での修行後なら、のれん分けで有名店の名前を看板にさせてもらえることもある。

<デメリット>
修行したくない人やオリジナリティーを出していきたい人には不向き。
開業まで時間をかけたくない人にもあまり向いていない方法です。

開業支援パターンその2:コーディネーター型

ラーメン屋を開業したい人に、開業やラーメン屋の経営で必要な業者さんやサービスを紹介してくれるコーディネーター的なポジションになってくれるタイプの開業支援です。
物件を探すなら不動産屋さん、内外装工事には建設屋さん、キッチンの設備を整えるなら厨房機器屋さん、仕入先の食品系業者さんからWEB集客・人材採用系まで様々なジャンルの業界とつないでくれるイメージ。

何かにしばられることなく自分の思った通りにラーメンを作ってお店をやりたい!という人には向いている方法だと思います。

<メリット>
個人的な人脈がなくても様々なジャンルの業者さんを紹介してもらえる。自分の作りたいラーメンを作り、思ったようなお店作りをすることができる。質問したり相談したりできるので、わからないことがあっても開業することができる

<デメリット>
全て自分で計画して実行する必要があるので、細かな計画が苦手な人や人とのコミュニケーションがわずらわしかったり苦手な人には不向き。また、もっとしっかりパッケージになったサポートを受けたい人には向いていない方法です。

開業支援パターンその3:フルパッケージ型

スープ・かえし・食材などの『ラーメンの味』に関する部分を丸ごと仕入れることができ、修行やメニューの味開発は不要でありながら、店舗名・看板・制服・メニューラインナップ・集客方法などを自分で決めてラーメン店を持てるのがフルパッケージ型の開業支援です。

フランチャイズのようなロイヤリティー・加盟金・保証金が不要な場合もあり、全ての開業準備を自分だけで行うよりも開業資金を抑えることができたりもします。
物件探し・メニュー開発のアドバイス・販売促進アイテム・物品や食材の仕入れルート紹介・人材採用の手伝い・融資のための事業計画書アドバイス…など開業に必要なこと全般をサポートしてもらうことができます。

<メリット>
フランチャイズのような決まりきった型で店をやるのは嫌・ロイヤリティーシステムは嫌。だけど充実したパッケージとサポートで開業したい…という人にはかなり好相性。
確実に美味しいラーメンを作ることができ、未経験でも開業しやすいです。
自由度が高いのも人気の理由で、融資を受けるための事業計画書までサポートしてもらえるのも嬉しいポイント。
新しく飲食で事業展開したいという企業でもラーメン業界で安定して店舗経営に乗り出すことができます。

<デメリット>
ラーメンのスープなどの『味』はすでに決まったものを使う必要があるので、自分が作りたいラーメンの味があって完全にオリジナルのラーメン店を開きたい人には不向き。

開業支援パターンその4:味提供型

主にラーメンのスープやかえしといった『味』だけを提供してくれるのが味提供型の開業支援サービスです。
美味しいスープを仕入れたい!という人に向いています。
長い修行不要で美味しいラーメンを提供したい人、ラーメンの味以外は自分の好きなように店作りしたい人に向いているかと思います。
チャーシューや麺を仕入れるようにラーメンのスープを仕入れるイメージです。

<メリット>
自分でラーメンスープを作れなくてもラーメン屋を始めることができます。
ラーメン経験がなかったり、確実に美味しいラーメンを作りたいという人に向いています。
店舗デザインや店名などは全て自分で好きに決めることができ、自由度はとても高いと言えます。

<デメリット>
基本的にスープやかえしといったラーメンの味に関わるもの以外のサポートはメインではないので、トータルで全体的に手厚いサポートを求めている人には不向き。

開業支援パターンその5:FC型

いわゆるフランチャイズの形式で、提供するラーメンやサイドメニューをはじめ店舗名・ロゴ・制服・販促物・経営方法など全般が決まっていて、システムやマニュアルに沿って店舗運営をしていく流れです。
多くの場合は加盟金を支払い、ロイヤリティーを本部に収めることで店舗を運営します。

<メリット>
ラーメンや飲食に関する知識がなくてもラーメン屋を始めることができます。
メニューだけでなく店舗デザインやオペレーションに至るまでほとんどの事を自分で整備しなくていいので、ラーメンが初めてでも開業できます。
また、同じ名前のフランチャイズの店舗が全国に存在しているので有名店や人気店の看板でオープンすることができ、集客方法に悩まなくてもお客さんが入ってくれます。

<デメリット>
ロイヤリティーは月々の売り上げに対して毎月支払わうパターンや、固定額を支払うパターンがありますが、ロイヤリティーのパーセンテージ・額によって苦労する可能性も。
有名店の看板を使える代わりに他の開業支援と比べると自由度が低いので、自由度を求める人には不向き。

自分に合った開業支援を見極めよう!

開業支援のパターン5つご紹介しましたが、それぞれがメリット・デメリットを持っています。開業したい!という人はそれぞれ求めるサポート内容が違うと思うので、その人その人が求めるサポートを見極めて開業支援を選ぶと良いかと思います。
とりあえず、まずは興味を持った開業支援の資料を取り寄せたり話を聞いてみるというのも1つの手です。質問したら必ず支援を頼まないといけないなんてことはありませんから、どんどん問い合わせて行動してみるのがオススメですよ!
あなたにピッタリの方法でラーメン開業を叶えてください!


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