ラーメン物件探しのコツ!現地調査で確認したい13のポイントとは?視認性や人通りのチェックなど!

現地調査では、人通りの多さや客層・視認性・近くにある競合店の入りなど、実際に現地に行ってみないと分からないことがたくさん知れます。ここでは現地調査で押さえておきたい13のポイントについて解説します!

地図をスクショしよう!

現地調査をする時は、まず駅の出口から現地まで追っていきます。
その時、時間と天気は記録として必ず残してください。スマホで地図をスクショするのが良いと思います。
時間を記録することで、12時台の時と15時台の時とで人通りがどう違うのか、という記録をあとで見直すことができます。
天気は、例えば雨が降っていた時と晴れている時とで人通りがだいぶ変わってくるので、特に雨の場合は忘れずに記録しておきましょう。

現地に向かう時は何に注意したらいいの?

時間・天気・地図の記録が終わったら現地に向かい出します。
その時に見てほしいのが、人通りの多さと客層です。
若い人が多いのか、サラリーマンが多いのか、年配の方が多いのか、そういった客層を見ながら向かってください。

現地に向かう途中でもうひとつ確認したいのが、近隣の看板の出し方です。
例えば家系ラーメンで定番の赤に黒の看板を出したかったとしたら、近しい色の看板がどれくらいあるかは見ておいた方が良いです。
もし似ている看板が多ければ、白黒や黒に金とか、周りと同化しない看板にした方が良いですね。
あとは地域的に袖看板を出していいかどうか。これは地域で決まってるわけではないんですが、他の店舗が出していれば交渉もしやすくなります。

あともうひとつ見ておかなければならないのが、人通りの多さに繋がってくるんですが、途中で人通りが折れてしまう道がないかです。
例えば駅からまっすぐ行って現地があるとしても、その途中に大きい交差点があって、人の流れが曲がってしまっていることがあるんです。
なので現地までどのくらいの人が到達しているのかの確認は大事になってきますね。
あと逆に駅の反対側から来る人の流れも忘れずにチェックしてください。

イメージとしては駅から現地に到着する人が7割ぐらいはいてほしいですね。
メイン通りかどうかで、だいたい7:3ぐらいになるので、7割ぐらい行き来してくれればひと安心かなと思います。

視認性の確認って何をしたらいいの?

現地に着いたら視認性の確認をします。
遠くから見えるか、多方面から見えるか、これは看板の作り方にもなってくるんですがひと目で何屋かわかるかどうかチェックします。またラーメン屋だけじゃなく家系ラーメンだと分かってもらえるとなお良いので、そういった看板の作り込みができるかどうか、間口やスペースをよく確認しましょう。
置き看板が置けるかどうかはオーナーさんの許可が必要なので、そこもチェックしておきたいところですね。

視認性としては、徒歩だと30m先からでも看板や建物が見えるのがベストです。
それが全方面から見えるというのが最高ですね。なのでやはり角地は4方向から視認が取れ立地としては優れていると思います。

競合店でチェックする3つのポイント

地図を見て競合店を調べた上で現地調査に行くんですが、その時に評判の良いラーメン屋さんは一度食べに行った方がいいです。
できれば12時台とか18~19時台に行って、ピークタイムの他店の入りを見ておくことはすごく大事になります。

競合店をチェックする時には、何店舗も行けないので味が近いお店や評判が良い今伸びているお店などを選びましょう。
あとは他にも良いお店はあると思うので、食べれなくても現地に行って入りは確認した方がいいですね。

お客さんの入りの他にチェックしたいのが、ラーメンの価格帯です。
650~680円でやっている地域もあれば、700円中盤ぐらいでやっている地域もあるので、自分たちのラーメンがどのくらいの適正価格で出せるのか見ておくことも大切になってきます。

最後にもうひとつ見ておきたいのが、営業時間です。
例えばこの前に現調行った場所の他店の営業時間が、軒並み21時だったことがありました。つまり21時以降人の通りがないと言っているようなものなんです。人がいればやっているはずなんですよね。なのでそこを逆手に取って24時まで営業して、21~24時は独り勝ちしようという作戦を立てたりしました。

営業時間だったりメニューだったり、適正なものをあとで集約するのではなく、生のものが見られる現地でそういったことを確認した方がいいと思いますね。

空き時間で現地の不動産会社に行こう!

僕の場合なんですが、現地調査の空き時間にその地域の不動産会社さんに飛び込むようにしています。
表の張り紙を見てテナントの図面があれば、そこは店舗を扱っている業者さんなのでそこを狙って入ります。
入ったらこういうラーメン屋をやりたいんだと話して、現実の物件情報がないかも確認しますが、それにプラスしてどんな街かを聞くのがポイントです。
土日と平日に人通りの差がないよとか、ご年配の方が多い街だよとか、夜9時過ぎると人通りないよとか。テナントを扱っている業者さんなら、実績からお客様の生の声を聞いているので全然リアリティが違うんですね。
その街の特徴を教えてもらったり、そこで仲良くなると良い物件をくれたりするので良いことばかりですよ。

なので現地調査の時は、12時に現地に行って昼ピークを見て、そのあと不動産会社さんをまわって、15時のアイドルタイムに行って、また不動産会社さんまわって、18時の夜ピークに行くというスケジュールを組むと、時間は相当効率的にまわせると思います。

また募集看板などが出ていたらそこに積極的に電話して、物件情報を送ってもらったりということもできます。

現地でヒアリングするメリット

現地調査をする際に僕がやっていることでよく驚かれることがあります。
それが現地でのヒアリングです。
現地に行ってその目の前で道を通る人に「ここで家系ラーメンをやりたいんですけど、どう思いますか?」と聞くんですね。
これはタダなので是非やってほしいなと思います。お客様の声を開業前に聞けますから。

ポイントとしては家系ラーメンを食べるであろう客層に聞くことです。20代~40代ぐらいの方に、時間が許す限り声をかけてください。結構前向きな言葉をかけてくれますよ。


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