どれくらい貯金しておくべきなのか、お金は誰でも借りられるのか、実際にいくらくらい借りられるのか…。
そもそもラーメン店を開業するために必要な資金がどれくらいなのか?という基本から必要な自己資金や融資の受け方まで、開業のプロが丸ごと公開!開業のために必要なお金と資金調達について徹底解説です♪
開業する時どのくらい資金が必要なの?
開業する時に実際必要な資金は、物件によって非常に左右されるので一概にいくらと言うのは難しいです。
ですが、株式会社ギフトの今までの実績値の中で一番低い投資でいうと、300万~400万ぐらいでオープンしたことがあります。その時はラーメン店の居抜きで看板だけ変えればそのまま使えるという物件でしたので、その資金で何とかなりました。同じような条件が揃えば300万~400万で始められると思います。
逆にコンビニのスケルトンでってなると、全部一からになるので2000万ぐらいはかかってくると思いますね。
ただ弊社のラーメンプロデュースで初めて家系ラーメンを開業される方には、自己資金500万・融資500万の合計1千万前後で開業できる形を目標にしています。
例えば家賃30万円の物件で始める場合、まず自己資金500万ほど用意していただければ、金融機関から同額ないし1.5倍ぐらいの750万ぐらいを借りて、1千万ほどで開業することが可能です。
オープン後の運転資金ってどのくらい残せばいいの?
オープン後の運転資金に関しては、例えば家賃30万円の場合でしたら大体100万ぐらいは置いておいてもいいのかなと思います。
自己資金と融資合わせて1千万あるとしたら運転資金の100万を残して、残り900万は店舗に使うことができます。
飲食店の場合はオープンしてから毎日売上が入るので、運転資金が全然無いよって方でも正直運営できてしまいます。ただ自転車操業にはなってしまうので、家賃の3か月分ぐらいを目安に弊社では運転資金を設定しています。そうすることで仮に赤字になったとしても3か月は続けることができますからね。
融資を受けるのは普通にあることなの?
開業するにあたって融資を受けるというのは普通にあることです。基本的に犯罪を犯してたとかそういうことがなければ創業融資は皆さん受けられるものになっています。
また企業さんで新規事業でラーメンをやっていきたいという場合でも融資を受けることは全く問題ないです。法人の方が当然融資は受けやすくなっていますしね。
逆に融資を全く受けないで自己資金だけでやるということを弊社ではあまりオススメしていません。やはり銀行から借りられるものがあるのであればまず借りて、自己資金の方は何かあった時の保険として持っていただくのが一番理想ですね。資金はできるだけ潤沢に持っておいた方がいいと思います。
融資を受けるために何かやっておくことはある?
個人の方で融資を受ける前にやっておいた方がいいと思うのが、親族の方との関係を良好にしておくことです。開業する際に担保がない方も当然沢山いらっしゃいますが、そういった場合保証人を代表者さん以外に立てなくてはいけません。その時に保証人になられる方は大体ご兄弟の方だったりご親族の方になってくると思います。そこで開業に反対されていたり、関係が良くないと連帯保証人を探すことが難しくなってしまいます。
ですので独立される方には、是非とも親族との関係を良好にして開業された方がいいのかなと思います。
企業さんの場合、現在主軸でやってらっしゃる事業があると思います。例えばそこが大赤字で銀行からもう借りられないよという場合ですとやはり厳しくなりますが、通常通り運営されている企業さんであれば問題ありません。特に新しく何かをするということは無く、いつも通りに融資を受けてもらうことになります。
融資では具体的に何が必要?
金融機関から融資を受けるためには、まず事業計画を提出しなければなりません。
例えば1年後 3年後 5年後、どういう売上でどういう利益でどういう人件費だったりといった事業計画書が必要になってくるんですが、そちらは弊社の方で一括で全部作ることが可能です。
ですので、それをそのまま金融機関の方に持っていっていただければ大丈夫かと思います。
企業さんの場合、融資を受けることに慣れている会社さんが多いですが、個人の方だと融資は初めてという方も沢山いらっしゃると思います。ですが弊社の方でしっかりとサポートさせていただきますので、そこは安心していただければと思います。
株式会社ギフトの事業スタイルを、金融機関さんによってはわからない方もいらっしゃったりするんですね、その窓口の担当さんが。
弊社の「加盟金0 ロイヤリティ0 保証金0」でやっている事業が、騙されてるんじゃないかって言う金融機関さんも実際経験したことがあります。詐欺なんじゃないか、と。その時はオーナーさんと一緒に金融機関の方と面談をさせていただいて、僕らこういう会社でこういう事業をやってますよ、と説明させていただいたりということもありました。