ラーメン屋の物件探し“競合調査”のやり方紹介!必ずチェックすべきポイントを見逃すな!

ラーメン屋を開く時に重要な物件探し。物件の良し悪しでお店の売れ行きは大きく変わります。そんな物件探しの中で競合調査はやるべきなのか…?競合調査の方法と、必ずチェックすべきポイントを紹介します!

ラーメン物件探しでエリア競合調査は必要?

絶対に必要です。競合調査をしないでお店を出すことはありません。
強豪に限らずに、チェーン店が出ているかが一つの目安になります。しっかりと立地診断をした上で出ているお店がどれくらいあるか、全然出ていなければ出店するのはやめた方がいいです。マクドナルドやケンタッキー、吉野家だったりラーメンと関係ないところも調査対象になります。

なぜなら、そういったお店は立地調査をしっかりされているので立地調査をした上でここでは売れるという前提で出店をされているからです。チェーン店が出してるということは立地調査をして、このエリアはいけると踏んで出しているエリアなんだとわかります。
それ以外だとラーメン店(特に家系ラーメン)がどれくらいあるかを調査した方がいいです。特にマーケットが小さい場合は小さい商圏では一人勝ちするのが鉄則ですので、先に強い競合が出店している時は避けた方がよかったりします。

家系ラーメンがいくつもあると「また家系ができたよ」と目新しさがなくなってオープン景気もちょっと見込めません。

強豪はどれくらい離れていればいいの?

駅の反対側であれば影響が少ないと思っていいです。
ロードサイドの場合は、ギフトが定めているバッティングルールだと5km離れていればバッティングしないと見ています。バッティングルールは最低の半径ではなく最短距離が5kmです。大雑把でそれくらいで考えて家系ラーメンがあるのか競合調査をします。

家系ラーメンではないラーメン店でも人気があるラーメン店はチェックするべきですね。
例えば昼時に並びが出ていて、駐車場がいつもいっぱいのところはチェックします。そうではなくポツポツ人が入っていて、ある程度売り上げがあがっているなっていうところは気にしなくても大丈夫です。売れる前提でお店を出すので、売れているお店が競合店になります。

競合店があって失敗した事例はありませんが、あとから出てきたお店が競合店で苦戦した、売り上げが下がった話は聞いたことがあります。これは手の打ちようがないので仕方ないことです。ギフトとしてもプロデュース店としても後から出てきたところに「出るな」とは言えないので、失敗する可能性や危険性があるのは後から出てくるパターンになります。

あとから出てきた競合店の対処法は?

サービスの違いを出すしかありません。だからといってメニューを1つ変えてみるなど小手先のことをやっても仕方ないので、その店が作り上げてきた良さを全面に出していくことになります。
接客の良さやラーメンをしっかり作るなど、変なことをやらないで当たり前のことを当たり前にすることが重要です。

飲食物件のプロが物件を選ぶ基準は?

最終的には売れるか売れないかです。
出てきた物件に対してそのままで売れる物件にするイメージができるかどうかで物件を探していると、90点100点の物件はありません。70点75点の物件に工夫を加えて80点90点に持っていくという考え方です。
この店で、この作りで、この間口だったらこういう風にすれば良くできるな…といったように考えます。

例えば間口が狭い分だけ視認を大きくとるだとか、工夫して視認を大きく取れるのかどうか、袖看板が無いけどこれから付けられるのか、付けられないなら看板をチカチカさせて目立たせることができるか…などです。
このように工夫をして点数を上げていき、この作りでこういう形でできたら「ここだったら月にいくら売れるだろうね。じゃあ出店していいね」と物件を決めて店を出します。
80点90点の物件は出てこないので、手を加えて加算できるポイントがどれだけあるかどうかが重要になってきます。


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