立地によってメニューラインナップと客単価は変わる!
ラーメン店の客単価ってどれぐらい?
ラーメン店の客単価は立地で変わってきますが、あまり地域による格差はそんなにないかなという風に思います。
東京のお店でも地方のお店でも、あまり変わりません。
株式会社ギフトの場合、立地でいうと駅前の店舗が850円~900円の間ぐらい。
ロードサイドの店舗が950円前後くらいの客単価でやらせてもらっています。
ロードサイド店舗の方が客単価は高いです。
ロードサイドのお店に関しては、チャーハンや唐揚げなどのサイドメニューが強化されているので、それが影響しているのかなと思っています。
お客様はラーメン定食セットみたいな感じで注文される方が多いので、そうなると必然的に客単価は上がりますよね。
駅前店舗の人気メニューは?
駅前の店舗の場合は、ラーメンとライスとか、ラーメンに町田商店のアプリを使って少しトッピングを足すみたいな注文が多いです。
セットメニューやサイドメニューを頼む方はロードサイド店に比べて少ないと思います。
ですので、駅前の店舗よりセットメニューが出やすいロードサイドの店舗の方が客単価が高くなるんですね。
ロードサイド店舗の人気メニューは?
ロードサイド店の場合は、ラーメンとチャーハンのセットが一番売れていると思います。
駅前店だとラーメンとライスなのが、ロードサイド店だとラーメンとチャーハンになるんですね。
何故そうなるのかハッキリとは分からないのですが、ロードサイドの他のラーメンチェーン店さんがセット押しを結構されてらっしゃるので、その影響も大きいのかなと思っています。
こういう場所で食べるならラーメンとチャーハンっていうイメージになっているのかもしれません。
あとロードサイドの直営店だとお子様メニューをやっています。これはロードサイド用って感じですね。
ロードサイド店舗だと圧倒的にファミリーのお客様が多いので、そのために用意しています。
例えばファミリーのお客様でお父さんとお母さん、小学生の子に幼稚園くらいの子という4人家族で来店された場合、ラーメン3つとお子様ラーメン1つを頼むというパターンか、ラーメン大盛り1つとラーメン普通盛りを2つ頼むというパターンが多いです。
あとファミリーのお客様は味を変えられることが多いです。家系の醤油・塩・味噌みたいな感じで。
同じ味のものをみんなで食べるのではなく、味が違うものをシェアして食べる感じですね。
そうすると結構オペレーションが大変なんじゃないかと不安に思われる方もいるかもしれませんが、基本的にはスープは一緒でタレを変更するだけなのでそこまで大変ではありません。
弊社でもメニューを一時期すごい増やしていたことがあったんですけど、最近は提供速度が遅くならないように精査して減らし始めたので、今のメニュー構成であればオペレーションも全然問題なくいけると思います。
客単価が上がるタイミングってあるの?
一日の中でも客単価は多少変動します。
ギフトの駅前店の場合ですと、ランチタイムから夕方ぐらいまでライス無料というサービスを設けています。
夕方以降になるとライス代も頂くことになるので、必然的に夜の方が客単価が上がってくるのかなという風には思っています。
ロードサイド店に関しては、そこの差はあまり感じてないですね。客単価は一日を通してだいたい同じくらいになります。
曜日による客単価の差は、ほぼないです。ほぼないですけど、土日の方が若干上がります。
土日の方がお客様の組数が増えるので、その影響もあるのかなと思っています。
季節による変動もあまりありません。夏でも冬でも客単価の違いはあまりないですね。
客単価よりも大事なことって?
ラーメン店の客単価は、時間帯・曜日・季節によって大きく変動することはほぼありません。
客単価がブレないので、1年を通じて売上の予測を立てることができます。
なのでギフトがやらなくてはいけないことは、どうしたら客数を増やすことができるのかというところに尽きますね。
客単価アップではなくて客数をアップすることが重要で、そういった戦略を常に考えています。