ラーメンのデリバリーは売れるのか?
2020年からのコロナウィルスの発現によって発達したテイクアウトとデリバリーの文化が発達しました。ラーメンはデリバリーなんてあり得ないというような業界でしたが、それが今では色々なところでテイクアウト・デリバリーに対応するようになっていて、通販も行われています。
ギフトではコロナが始まる少し前からUbereatsと出前館に登録して直営店で試験運転を始めていました。コロナで感染者が増えてデリバリーの需要が大きくなって行きましたが、直営店を含めてデリバリーで1番売れた店舗では1日で20万〜30万を売り上げました。家系ラーメンではなく二郎系の業態ですが、その店舗での売り上げが過去最高額になっています。
1日に200杯くらい出ていたという計算で、お店の売り上げよりもデリバリーの方が売れていたくらいです。
デリバリーは配達の指定範囲内であれば直営店ではほぼ全て対応している状態です。
デリバリーのノウハウがあるのか?
この1年半くらいの間でノウハウはかなり構築していて、直営店だけでなく開業プロデュース店でもUbereats、出前館、エリアによってはフードパンダの3種類で皆さんデリバリーもやっています。作り上げたノウハウを導入の仕組みとして資料にして皆さんにお渡ししており、最初はどんな風にしたらいいのかなどの情報を提供しています。
テイクアウト・デリバリー用の容器については仕入れ先を紹介できますし、地方によっては地場の包材屋さんから仕入れることもできます。
テイクアウトに関しては正直それほど需要が大きくなく、デリバリーの方が全然多いです。
これからもデリバリーは重要か?
今後しばらくはまだコロナが続くと思われますが、コロナが収束した後もテイクアウトとデリバリーは続けた方が良いと思っています。今回のコロナの中でデリバリーが一般でメジャーになりました。コロナが終わったとしてデリバリーの需要がなくなるのか?といったら、ギフトとしては需要がゼロにはならないと思っていて、一定の需要があり続けると思っています。なのでデリバリーは是非やってほしいです。
アメリカやシンガポールなどではデリバリーが主軸になっている事業なので、それが日本に根付かないということは無いだろうと考えています。
デリバリーの初期コストは?
基本的には初期コストはほぼかかりません。登録料として数万円かかることもあるのですが、基本的にはコストはかからないと思ってもらって大丈夫です。
お店側の負担としてはデリバリー用の容器を買ったり、タブレットがあるといいのでタブレットを用意したりという実費がメインです。掲載する写真などの素材は弊社がたくさんの写真を持っていますので、提供させていただきます。参入するのはそこまで難しくありません。
オペレーションは変わるのか?
デリバリーだと運ぶのに時間がかかるので、オペレーションにも少しの違いがでます。デリバリーの場合だと2つのパターンがあって、1つは茹でた麺をそのまま運ぶパターン。2つ目は生の麺を入れてお客様に茹でてもらうというパターンです。
茹でた麺の場合は麺が伸びないようにだいたい30秒〜1分くらい短めに茹でています。食べるにあたっては、もちろんお客様が生麺を茹でる方が美味しいです。再現性が100%に近くなるので、面倒でも是非とも茹でて食べていただけたら嬉しいです。
デリバリーは始めるべき?
今後もデリバリー文化はずっと続くと思うので、今までに開業している店舗もこれから開業する店舗もラーメンのデリバリーはどんどん始めていってほしいと思います。