ラーメンで起業!ロードサイド物件はオススメ!そのメリットと店作りのポイントについて解説!

ラーメン店で起業するならロードサイドもオススメ!ラーメンのロードサイド店ってどんなモノなのか、メリットから客層や店舗作りのポイントまでご紹介!今狙い目のロードサイド店についての情報満載です♪

そもそもロードサイド店って何?

ロードサイドとは「沿道」のこと。
ロードサイド店舗とは、幹線道路など通行量の多い道路の沿線において、車・バイク・自転車でのアクセスが主たる集客方法である店舗のことです。
郊外に多い物件案件で、駐車場があり箱も大きいのが特徴になります。

ロードサイド店の物件の特徴は?

ロードサイド店というのは幹線道路沿いになるので、どこからどこへ行くといった目的がある車の通り方をするので、そこの需要に合わせることが非常に大事になります。
例えば住宅街からランドマークに向かう動線であればコンビニが売れます。ランドマークに向かう時に朝ご飯を買ったりするという需要があるからです。
逆にランドマークから住宅街への帰りの道はファミレスが売れます。帰り道で寄ってご飯を食べようという需要があるからです。
ですのでロードサイドでラーメン屋さんを始める場合、お店の物件はコンビニやファミレスの跡地ということが多いです。

土地の広さとしては、最低でも40坪くらいから大きいと150坪くらいまであると思います。駅前店に比べるとだいぶ広いですよね。
ファミレスであれば90~100坪くらいがベストと言われています。
ラーメン店であれば40坪からできます。大きくても80坪ぐらいまでがいいですね。お店が広すぎて客席を取りすぎると、ラーメンの提供に支障をきたしてしまうからです。
ただどうしても取りたい物件であれば、100坪くらいだったら取ってしまって20坪をバックオフィスにするという手もあります。
坪数が大きい分家賃が高くなることを加味できればそれでもいいと思います。
事務所や休憩室を広めに設置することで気持ちよく休憩が取れ、スタッフさんの満足度を上げることにも繋がりますしね。

駐車場はどのくらいあるのが理想?気を付ける点は何?

駐車場の台数は客席数とのバランスで変わりますが、理想は客席数の2/3以上になります。30席であれば20台分です。
多いなと思われる方もいると思いますが、ラーメン店はやはり1人でのご来店が多いのと、ロードサイド店の場合スタッフさんも車通勤の方がかなり多くなるので、どうしてもそれぐらいの台数が必要になってくるんですね。
実質の客数、例えばカウンター10席、テーブル5席だから15台分でいいだろう、ということではなく、それよりもちょっと多めに考えておいてほしいです。

あともうひとつ、駐車場で気を付けてほしい点があります。
それは導入部分です。
ロードサイド店の集客の命は視認になるんですが、その視認が取れて目的意識を持たれても、何処から入ればいいかパッと分からないと来店していただけないんです。
他にも、こちらの方向からでは入れないとか、中央分離帯があって反対側からだと入れないとか、その場合その先の信号でUターンすれば入れるのかとか、そういう導入部分が集客に大きく関わってきます。
理想は2方向です。入って出れる出入り口が2つあるということですね。
せっかく入ろうとしたのにちょうど出てくる車があったので入れなかった、なんてことも2方向あれば防げます。
ロードサイドのお店というのは、ちょっとでも煩わしかったらお客様は入ってきてくれません。
その煩わしさを無くすというのが、集客する上で重要なポイントになってくると思います。

ロードサイド店の客層は?

駅前の店舗とロードサイドの店舗では客層がガラリと変わります。
ロードサイド店はファミリー層がかなり多いです。駅前店だとほとんどいないのに対して、ロードサイド店はお客様の半分が家族連れになっています。
ですのでお子様メニューを用意したりテーブル席を用意したりといったファミリー層に向けた工夫が必要になってます。

あと多いのが近くで勤務されている方ですね。
幹線道路沿いということで、もし近くで大規模な工事があればそこで働く作業員の方がかなり集客に上積みされることもあります。

他にも別の地方から来た方がタクシーの運転手さんに評判を聞いて来店されるということもあります。
知らない土地に来たときってタクシーに乗ることも多いと思うんですが、その時にタクシーの運転手さんに「どこか美味しいお店知りませんか?」と尋ねる人って結構いるんですね。皆さんも経験があるのではないでしょうか?
タクシーの運転手さんはラーメンの知識が豊富です。
その流れで営業時間が長いと好まれますね。夜の12時ぐらいまでやってるラーメン屋さんって少なかったりするので、営業時間を長くすることでその時間まで働く人たちに知ってもらうチャンスにもなります。

ロードサイド店特有の営業テクニック

ロードサイド店は家族連れのお客様が多いので、いかにお子様を満足させられるかが営業のポイントになってきます。
お子様を満足させられれば、その親御さんも必然的に満足していただけるんですね。
僕もたまに現場に入るんですが、現場に入った時はお子様に注力して楽しませることに力を入れています。
基本的にはお子様への商品の提供を早くするのが鉄則なのですが、そうすると親御さんが食べている間にお子様は食べ終わって暇になってチョロチョロ動き出してしまうんですね。
そうなってしまうと、親御さんは一口食べたら子供の方を見るといった風に味に集中できなくなってしまいます。
その時にお子様とコミュニケーションを取ったり一緒に遊んだりといったフォローをすると、親御さんもゆっくり食べることができて満足度が上がります。その結果、再来店に繋げることができます。
親御さんにとって、安心して食べに行けるお店、店員さんがフォローしてくれるから落ち着いて食べられるお店というのは、お店選びにおいてとても重要なポイントになっているんですね。

ロードサイド店の良いところって?

ロードサイド店の良いところは、駅前に比べて家賃が安いということと一見様の集客がかなり多いということがあります。
駅前だとそこに住む人、そこに務める人といった客層のパイがあまり変わりません。
ですがロードサイドの場合、初めて通った道でもラーメン屋さんを見つけたら「あ、ラーメン屋さんだ。入ろう」となりますし、客層のパイが常に変わっていくということがあります。
なので新たなお客様の囲い込みが駅前に比べてしやすくなっています。
常に新規顧客を集客しながら固定客も作りやすくなっているんですね。


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