ラーメン屋の経費はどれくらい?内容を徹底調査!

飲食店を経営するなら当然毎月売り上げがあって、経費もかかります。そして売り上げから経費を引いて、残ったのが営業利益です。
この営業利益が間違いない『儲け』なわけですが、実際どれくらいのお金が毎月かかっているのか気になりますよね。ここではギフトのラーメン開業支援で開業したお店の売り上げ・経費・営業利益についてご紹介したいと思います!


確認:経費には2つの種類がある

まず最初に経費についてですが、経費は固定費と変動費の2種類に分けられます。事業計画を立てるときには固定費と変動費を分けて売り上げ予想をすることになるので簡単に違いを確認しておきましょう。

固定費とは?

固定費は毎月変わらない経費を指します。間違いなく固定費に入るのは家賃・共益費・管理費などの物件に必要な費用です。またギフトのラーメン開業支援では正社員の人件費を固定費としています。オーナーや正社員の人件費は下げられないので、事業計画を作る時には固定費と考えて利益がどれくらいになるのかをシミュレーションしているんです。

変動費とは?

基本的に上の固定費に入らないものは全て変動費と考えています。
その中で一番変化が大きくなりやすいのは食材費ではないでしょうか。ギフトのラーメン開業支援で仕入れるようになるスープ・タレ・麺という部分は価格が変わらないのですが、チャーシューやトッピング、サイドメニューに使うような肉・野菜系のものはそれぞれのお店に地場から仕入れていただいています。もちろん適正に管理できてれば0.5%も変動はしないとは思うのですが、管理がしっかりできない場合は2、3%くらいは変わってしまうので注意が必要です。

現場の売り上げと経費内容はこれだ!

それでは早速、ギフトのラーメン開業支援でオープンした店舗の収益内容をパーセンテージでご紹介します!

ラーメン屋の売り上げを100%とした時…

・原材料:32〜33%
・人件費(正社員とパート・アルバイトの両方):27%
・家賃:5〜10%
・水道光熱費:5〜7%
・消耗品(ペーパー類や洗剤など):1.5%
・減価償却やその他の経費:7%

原材料と人件費でだいたい60%くらいを占めていて、ここが一番大きくかかるお金です。
家賃はお店によってかなり幅がありますが、多くのお店は売り上げに対して5〜10%くらいを家賃にあてている傾向にあります。

結果、最終的に原価焼却後の利益が15〜20%くらいになります。売り上げが500万円の場合、利益で100万円くらい残る計算ですね!
ラーメンのメディアの取材でよくそんなに残るんですか!?と言われたりしますが、やっぱり利益は多い方が良いですよね。お店のやりがいもありますし、オーナーさんも100万円くらい利益が出てくると経営をしていて楽しいと思うんです。そうゆう考え方でギフトのラーメン開業支援は動いています。

スープを炊くより安いのか??

ラーメン開業支援ではPBのラーメンスープを仕入れることになるので、実際は自分で店で炊いた方が安いんじゃない?と思う方もいると思います。PBスープは高い!ってイメージを持っている方もきっといらっしゃいますよね。
では実際どうなのか。私たちの町田商店の直営店の中には、実は3店舗だけですが生ガラから店舗のキッチンで炊いている店舗があります。そことPBスープを使っている店舗を比べると…結果としてはほとんど変わらないんです。スープ作りで一番お金がかかるのがガス代なので、スープを炊く人件費やガス代を考えると生ガラで炊いた方ががぜん安いとはいきません。
スープを仕入れるメリットは、スープを炊く職人さんがいなくても誰でもラーメンを作ることができるということ。そしてガス代をおさえられるということ。味とクオリティーに納得できるのであれば、スープを仕入れるメリットは大きいと思います。

開業の初期コストはどれくらい?

経費の中に減価償却というのがありましたが、開業した初期投資の回収は毎月の売り上げに一定の影響を与えます。では開業の初期投資にはどれくらいお金がかかるのか…。ざっくりと初期投資に必要なお金についてご紹介したいと思います。
初期投資額は立地や物件の条件によって変わりますが、今回は2つのパターンを見てみましょう。

駅前の15坪の物件

まずは交通の便が良い駅前で15坪のお店。
まず敷地面積が狭いので改装はそこまで大掛かりにならずおさめることができます。敷金・礼金・家賃といった物件取得費用が大きくなるかもしれませんが、我々の開業支援の中の経験では1,000万円ちょっとでいけるかなという感じです。
自己資金と資金調達を行なって開業する方が多いです。

ロードサイドのコンビニ跡の物件

ロードサイドで駐車場がある、コンビニの跡地のような大きな物件場合は2,000万円を超えることも多いです。なぜかというと規模面積が広い分、改装のための建築費用が多くかかってしまうから。地方や郊外の方が都市部の駅近より坪単価は下がるかもしれませんが、広い分建築費用の方にお金がかかってしまうわけです。
ただ、最近の傾向では横浜家系のラーメン店がない地域でオープンしたロードサイド店は大きく売り上げを伸ばすパターンが多くなっています。競合店がないのと、ラーメンなのでファミリーで食べにきてもらえるというのが新しい勝ちパターンになりつつあるのかもしれません。

事前にシミュレーションして安定経営!

開業後の売り上げや初期費用の回収についてはよくわからない部分も心配なこともあると思いますが、開業支援では事業計画を作る時点で売り上げのシミュレーションをして回収までのステップもカッチリと計画しています。それだと回収が厳しいですよ!その立地だとお客さんが入りにくいですよ!競合が近すぎますよ!など、今までの知識と経験をフルに使って誠心誠意アドバイスさせていただきますので、一緒に繁盛店を作りましょう!

経費について詳しくはコチラ!


他にもこんな記事がおすすめ♪

ラーメン屋といえば働き方が超ブラック!朝は早くて夜は遅い…場合によっては24時間 >>続きを読む
ラーメンの繁盛店というとどんな店を思い浮かべますか? 例えばお客さんが沢山入っ >>続きを読む
株式会社ギフトは横浜家系ラーメン『町田商店』の直営店を全国で110店舗以上展開し >>続きを読む
「ラーメン屋で独立開業したい!」「自分の店を持つ夢を叶えたい!」「ラーメンで事業 >>続きを読む