海外でラーメン開業するならハラール対応は狙い目かも!
海外はビーガンの人は多いの?
ビーガンはベジタリアンの一種で一部の食材を食べない人です。アメリカやヨーロッパには日本より多くのベジタリアンの方がいますが、宗教的な理由でユダヤ教のイスラエルやイスラム教・ヒンドゥー教の教徒の多い国では食べる物に制限のある方が多くいます。
ハラールの店だとハラール認証というマークが必ずあるので、基本的にはハラールですよと運営しているお店が多くあります。
基本的にハラールはイスラムの方なんです。世界人口の30億人弱がイスラムの人だと言われていますので、絶対にそこはマーケットにしていかないといけないと思います。
ハラールは、一般的にブタは無しです。それだけではなくて、きちんとハラールに沿った調理方法や従業員にイスラムの人がいないといけない、アルコールも無しじゃないといけません。
例えば、寿司に使っているお酢やビネガーもお酒から抽出しているのでダメだったりします。
コロナの前からアルコール消毒をするお店もあったんですが、ハラール認証される為にはアルコール消毒を無しにするといったこともやらなければなりません。
ハラール認証にもいろいろ種類があるの?
発祥は違いますが、マレーシアが一番厳しいと言われています。国によって規制が緩かったり厳しかったりします。日本やインドネシアはマレーシアほど厳しくありません。サウジアラビアや中東に行くと全てハラールのお店で食材も全てハラール認証されているので、ハラール認証に対してのハードルが高いとは皆さん思っていないですね。
海外で出店する場合、ハラールへの対応は考えた方がいいの?
ハラールフレンドリーという形ではできると思います。違いはハラールはオフィシャルに政府から認証された機関です。政府に認証された機関になってしまうと、豚は絶対に出せなくなります。
しかし、ハラールフレンドリにすることで、普通のメニューの中にハラールの方はこれを食べてねというメニューを出すことができます。
例えば、とんこつのお店ですが『ハラールフレンドリーのメニューもあります』と鶏白湯やチキンのラーメンやご飯を出すのは可能になります。
それくらいの対応をしたら良いとったイメージで、海外での飲食店の対応はハラールフレンドリーという形が多いです。
日本食はハラールに対応しているの?
豚が入っている時点でハラールフレンドリーではありません。豚ををチキンにすることで、ハラールフレンドリーですよというのは問題ありませんが、ある程度メニューを考慮して作り込まないとハラールフレンドリーになりません。
例えば、基本はヒンドゥー教のインドだと、10億人のインド人がいる中で数億人のイスラム教の人がいるんです。
ヒンドゥー教はビーフがダメ、イスラム教はポークがダメとなると必然的にチキンならOKというような国になります。インドの場合、辛いものが好きなので辛くしないといけません。どれだけ対応してどうするのかは、国によって差が出てきます。
ギフト開業の場合ハラール対応は可能?
ご存知の通り社長・副社長はまだ若いので、弊社は上場している大企業ですがベンチャー気質のある会社です。
例えば、サウジアラビア・中東・ドバイ・インドネシアでやりたい人がいますが、とんこつは厳しいねとなります。
その場合、弊社の商品開発部という部門があるので、フットワーク軽くフレキシブルに開発が可能になり「チキンのラーメンを作ってくれ」と言うこともできます。
町田商店という家系で確実にとんこつをガラで使います。今後、世界進出1000店舗という目標があるのでイスラム教圏では無理だなと考えません。
世界で何十億と豚を食べない人たちもいるので、そのような場所にも進出していく為には、フレキシブルな対応が必要だと思ってます。実際にアフリカとかフランスとかでもイスラムの人が多くいるので、中東・インドネシア・マラーシアに限らず、ハラールに対応したメニューも必要なです。