ラーメン海外開業で起こる3大トラブル紹介!開業までの準備で起こりやすいトラブル3つの要因を解説!

ラーメン店を海外で開業する時に避けて通れないトラブルの数々。その中でも開店するまでに起こりがちなトラブルの3大要素を紹介します!

海外で起こりやすいトラブルは?

開業前に起こりやすいトラブル3つあります。

その1:感覚の違い

例えば時間感覚です。日本と違い建築に圧倒的に時間がかかります。
日本で2ヶ月で終わるところ半年や1年かかることもありました。僕の場合だと、日本のお店は業者に任せっきりでしたが、海外の場合は毎日スーパーバイズしに行ってました。
別会社なんですが、こっちがお客さんであっても「How are you、元気か?」みたいな感じで見に行って頑張ってる建築のお兄ちゃんたちに差し入れを持って行ったりしました。夕方4時半くらいだとビールをあげたりして、そうゆう風にコミュニケーションを取らないとどんどん工期が遅れていくみたいな感じになります。
海外はお客様とベンダー(業者)が平等なんです。
例えば「お客様は神様」ではなくて、我々もあなた達のお客さんになるんだよと。そういった感覚、平等感覚が強いのかもしれません。時間の感覚としては何時から何時までやると決まっていても遅れたり、早く帰ってしまったりも珍しくはありませんね。
日本人は責任感が強いので、何かあっても、たとえ家庭を犠牲にしてでも仕事を優先というところがありますが、海外の場合は良いことではありますが家庭を重視します。家庭のせいにして仕事が面倒くさいからと帰っちゃうとかありますね。ハワイでいうと今日は波がイイから帰っちゃうなど、日本人からすると恐ろしいことをやったりします。
なので工事も遅れるのは当然という感じに思っておかないといけません。それに対してきちんと進めてもらう為のテクニックやスキルが必要です。できるだけ工期を守るように上手くフォローしてわかりやすく労う必要があり、それが結構大事な部分になります。
時は金なりで、オープンできないとその分の家賃が発生する場合もありますし人件費もかかってきます。

その2:価格設定

最初の設定の時に高く設定するのか安く設定するのかですが、1番はリーズナブルな価格に設定するのがいいです。最初はお客様に来て頂かないと話にならないため、商圏のマーケットリサーチをしてその相場より少し安く設定するのが良いです。何回かリピーターがきたなと思ったら少しずつ価格を上げていくのが的確かなと思います。
最初に来て味と価格がマッチしていないと2度と来てもらえません。ある程度は値段がリーズナブルで美味しいとなればまた来てくれます。なので価格は最初は抑えめにしておくのがベストではないでしょうか。
1度オープンして騒がれたりすると、真新しいものなので1回は行ってみようかなという気分になります。そうなると開業の段階での価格設定は重要になってきます。この話はロードサイドや商業施設の話で、これが空港内などのほぼリピーターがいないだろうという場所はまた別です。ほぼリピーターがいないところだと強気な値段で勝負します。

その3:衛生管理

アメリカの例で言うと食中毒が1番の問題になります。きちんと温度管理や日付管理などをしておかないと、お店に影響が出てしまいます。ご存知の通り特にチェーン店の場合は他のお店に影響が出てしまいますし、1つの店舗で食中毒が出て「お腹壊しました」やまして「死にました」なんてなった場合は他の店の売り上げも下がってしまうだけではなく、殺人罪にもなる可能性があります。
コロナでもそうですが、きちんとうがい・消毒・手洗い・マスクをすることが重要です。日本でも衛生管理が厳しいですが、アメリカではそれ以上に厳しくフードハンドラーという衛生資格があるほどです。試験も90点以上取らないとそこで働いていけないことになっています。


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